運命の出会いなの「Cap Ferret」

Oyster

さて、オイスター旅2日目にして最終日。(だって明日にはまた700KM走らなきゃいけないんだもの。)昨日の悶々とした状態が続いているのよ。ボルドーでのワインを飛び越えて敢えてオイスターを探しに来てるのだもの、このままじゃ帰れない。そこまでオイスターが好きな訳でない相棒のATAさんにも申し訳ないではないか。

実は、昨晩調べた事があって、1つはアルカッションのMarcheに行ってみる。そしてもう一つはCAP FERRETって場所に行ってみる作戦なんだ。実は「Ostreicluture(フランス語で牡蠣養殖業者)」で調べたらCAP FERRETで結構見つかったんだよねぇ。アルカッションからは車で約1時間、それでも昨日のように殆ど閉まってるかもしれないんだよね。

更には昨日食べなかった品種「Special」を食べる事。実はこの品種の産地はノルマンディなの。だからアルカッションに来てまで食べるものではないって昨日は食べなかったの。でもATAさんが前食べたのSpecialだと思うって言いだしてね。よく調べると、Specialってのはノルマンディで幼少期を過ごしアルカッションで成熟するのだと、ならばアルカッションで食べようってわけ。美味しいオイスターを食べずに帰る訳に行かないのである。もはや執念。

まずは、アルカッションマルシェへ!

マルシェ内にあるHUIRES LABAN。キタ――(゚∀゚)――!! これだよね求めていたの。

Bar à huîtres : l’Oyster Bar à Arcachon – HUITRES LABAN

因みに僕はオイスターを食べるとき、レモンすらかけないで食べるのね。それで味わいが長く続く(まるで出汁のように)のが好きなの。良いオイスターの定義は知らないけど、何もつけずに沢山食べれるものを探しているんだ。だって本質的な海の味が出るわけだもんね。

そしてもう一つ大事な事があるんだ。1個当たりの単価が高すぎないってこと。基準は2EUR/個以下かな?パリ市内ですごい高いのあるでしょう。あーいうのは絶対食べない。だってさ、何もつけたくないんだから。

そうそう、あとねサイズも0~6まであるんだけど、基本は3番を選ぶの。実はねサイズによっても味わいが違うんだよね。フランスの牡蠣って日本産に比べて小さいイメージかな。日本人は大きなの好きだから折角なら2番とか1番とか食べたがるんだよね。実際、僕も昔はそうだったの。でもね2番になると味がちょっと大雑把になるんだよね。ワインビネガーやレモンをかけて食べる人にはいいのかな?よく、2番3番を食べ比べして自分の好みを見つけているのよ。それで今回食べたのが、LES PERLES DU BASSINの2番と3番、そしてSPECIALの3番を食べたのです。どちらもLABANさんがCAP FERRETで作ったものなんだ。牡蠣の味わいがながーく、ながーく続く絶品だったのです。そして6個で6.8EURって安いでしょう。

さぁ CAP FERRETへ!

これだけ美味しい牡蠣があるならば、行かなきゃいかんでしょう。CAP FERRETへ。一時間かけてアルカッション湾を周り、CAP FERRETへ向かうのである。そして今回の旅のハイライトが来るのであった。地図をみながら海岸線を走ると、ついに見つけたCAP FERRETの牡蠣養殖場!!

夏に来るならアルカッションじゃなくてこっちですよ!と強く伝えたいね。全部周りたいけど多分お腹が持たないので選ばなくちゃいけない。

LES HUITRES DE CATHERINE ROUX

https://huitres-roux.com/

もう、今回のハイライトはココ!CAP FERRET ありがとう!CATHERINEさんありがとう!

ながくスープのように後味が残る最高のオイスターでした。CAP FERRETとAUGUINを食べたけど、AUGUINはストロングだって言ってたね。味が複雑な感じかな。CAP FERRETは海の香りとともに、ソルティなんだけど塩分が強くない絶妙の味わい。Specialも食べたかったんだが、もう一軒行くために泣く泣く我慢したのであった。

そして、最後に向かったのが

CHEZ BOULAN

Chez Boulan Cap Ferret
Chez Boulan Cap Ferret. Dégustaiton d'huîtres Sur place et à emporter.

ここは、生産者でありながら仕入れもしているので自社のものだけではないらしいね。

しかし、ここで初めて目にしたのが、OYSTERのGrand Cru!ワインかよ!って突っ込みたくなるけど、そりゃぁ食べるでしょう。持ち帰りのみ対応でメニューにはないようだけど、そこは頼み込んで食べさしてもらう。うん確かに美味しいよ。1個当たり2EUR越えちゃうので今回は4番を食べたんだけど十分美味しい。肉厚もあり、さすがに王様って感じかな。Grand Cruとはよく言ったものだね。個人的には、もう少し華奢な感じの方が好きだからCatherin派だけど本当に正統派って感じ。パリのレストランだったらいくらだろうなぁ?このレベルだと6個で40-50EURくらいしちゃうかもね。

オイスターの食べ歩きは、食べれる量に限界があるから難しいね。

今回の旅はこれで終わりパリに帰ろう。産地で生産者と話して、オイスターが育った海を見ながら、生産者が選んだ白ワインを一杯飲む。なんて贅沢な時間だろうねぇ。

実はこのCAP FERRETという場所、超高級リゾート地だったんだってね。パリに戻ってから知ったんだ。OysterHouseの看板に書いてあった文字を読んでOysterを求めてきたやつって何人いるんだろうね。

今回はこれでおしまい。実は未だに探しているオイスターがあるんだよね。

次回の旅で見つかるだろうか。乞うご期待。

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