9月28日と言えば、ATAさんの誕生日、そして結婚記念日、さらには今年は20周年!と年始からATAさんが呟いている訳です。とても大事な日、美味しいものを食べに行くことになるのです。
Restaurant Etudeは日本人シェフのお店でミシュラン1つ星。近所という事で行ってみたいねぇと言っていたところなのである。このタイミングなら行くしかないでしょう。28日は予約いっぱいなので29日に予約して行くのです。今日はRAVIはお留守番。
普段、散歩する時はシャッター閉まっていてね、どこにレストランあるんだろうって言ってたのだけど、ちゃんとありました。ATAさんと「ミシュランのマークないねぇ」なんて言いながら入店する訳です。のちのち、これには深〜い訳がありそうな気がする夜になるのでした。
さて、アミューズから。カブですね。
カブに何だっけなぁ〜。アミューズにしてはしっかりした感じでしたね。ワインは白ワイン、イタリアのね、、、忘れたぁ。。
次はEntreです。自家製バターで温かなパンを食べて、これはワッフルの上に卵がのっている、大変贅沢なモーニングという感じで食事がスタートしますね。
次は魚かなぁって思っていたら、イキなりお肉です!。柔らか〜いのです。美味しい!
「これはどこのお肉?」と聞けば、質問が野暮というもの、シェフはパリから100KM圏内のオーガニックな食材しか使わないとの事。フランス産だよねぇ。いやぁ美味しい。ほぼ、メインじゃないこれって感じでした。併せたワインは、Amiot ServelleのBourgogne2017。あとでシェフに聞けば、相当こだわりを持って選んでいてね。1つ星で出されるワインを個別に買う作戦、結構いいと思う。
それから箸休め?。柚のシャーベットかな?日本の懐石料理を思い出します。
さて、メインは???と思って出てきたのが、牛肉の煮込み。肉じゃがのような日本の家庭料理を思い出し、それがフランス風にアレンジされている。まあフランスは煮込み料理も多いしね。胃に優しい料理でしたね。一つ星フレンチのメインにしては結構しっかりしたメニューだなぁと感じながら食するのでした。
そして、デザートは2品。1つ目はメロンにカラメルを焼いたもの。そしてもう一つはチョコレート。とっても美味しいデザートでした。
コースを食べ終え、食事は美味しいけど1つの疑問。「美味しいけど1つ星としてはどうか?」
食後、他のお客さんが全て帰って、日本人シェフと話した時に全てを理解した切ない話です。コロナで1年以上お店を開けていなかったので、スタッフがいないとの事。だから3組しかいなかったのね。募集を掛けても見つからなくて困っているみたい。本人は言わなかったけど、ミシュランの看板を外しているのは、そのクオリティーを提供できない事が分かってるからかもしれないですね。
彼らもコロナの犠牲者、死に物狂いでミシュランの星を取ったのに大変な目に遭っています。
「頑張ってくださいね。」と伝えれば、「頑張ります!」と元気に言ってくれるのが救いだね。少しでも応援できてよかった。今は応援するつもりで日本人のレストランに行こうと改めて思うのです。
、、、と少々切ない気持ちになりながら家に帰ると、RAVI君、「君たちどこに行っていたの??」と拗ねているのです。