Cotes D`Azurには鷲の巣と言われるとても小さな村がたくさんある。崖の上にまるで鷲の巣のように小さい村だが、その村から見る景色は絶景である。代表的なのはエズ村(Eze)という所だね。その村から見る地中海はそれはそれは絶景なのです。我々もそこに行こうとしたのですが、コロナ禍のConfinement (外出制限)明けのVacationシーズンの始まりです。予約が取れる訳ありませんでした。
という事で今回選んだのがSaint-Paul-de-Venceという村です。ATAさんが一生懸命探してくれました。それはそれは素晴らしい村だったんですよ。本題に入る前にATAさんとの会話を少々。
ATA「Saint-Paul-De-Venceって”たか”の巣って言われるところどう?」
UTA「Eze村みたいなところだよね、良いじゃない。ところで、これって”たか”の巣って読むの?”わし”の巣だと思ってたけど。」
ATA「えーー??」
〜その後、彼女はいろいろ調べたのちに〜
ATA「鷹の巣も鷲の巣も両方あるみたい。」という誰も不幸にならない結論に落ち着くのでした。さすが天秤座だよねぇ。
UTAさんは「鷲は”タカ”とは読まないと思うけどなぁ、、、」という言葉をググっと飲み込むのでした。
さて、ちょっと調べてみよう。こういう時はフランス語で調べてみるといい。
鷹の巣「nid de faucon」鷲の巣「nid d’aigle」です。これをGoogle Photoで検索してみると、鷹の巣は本当に鳥の巣しか出てこない。一方、鷲の巣はCotes D’Azurの村々が出てきますね。昔、誰かが鷹と鷲の翻訳間違えたのかな?という事でこれからは鷲の巣と呼ぶ事にしよう。
さぁ、これが鷲の巣村、Saint-Paul-de-Venceです。何なんだ、ドラクエにでも出てきそう。
城壁の中には車は入れないのです。でも我々のホテルは城壁の中の唯一のホテル、この場合特別に中に入れるのです。へっへーん 、ATAさんGood Job !
城壁内唯一のホテルは5つ星。それでも価値あるよ。鷲の巣で過ごすのと、ただ訪問するのは全然経験値が違う。チェックインすれば受付は絨毯。UTAさんはRAVI君が水たまりを作らないように抱え続けるのでした。
長旅を終えホテルの部屋でトイレもすませ、フカフカの絨毯の上でご機嫌なRAVI君なのでした。顔白くなったねぇ。
まだ、日が明るいという事で村を散歩します。芸術家が多く住んでいるようで彼らのアトリエが多数。また犬連れの観光客も多く、RAVI君は楽しそうに散歩をしていましたとさ。まぁ、なんとも風情があってフォトジェニックで。良い村、ホテルを取ってくれました。ATAさんありがとう!翌日からはここを拠点としてCotes D’Azurの街を巡るのです。(続く)