ごきげんなワインの旅〜Chateauneuf du pape、Domaine de Ferrand〜

Paris Life

2021年7月1日からいよいよConfinementも解除されいよいよバカンスシーズンなのである。昨年もそうだったが、バカンスに対するフランス人、政府の執念は本当にすごい。ロックダウンでどれだけ自粛をしていようが、これはバカンスにだけは適用できないんだね。いや、文化というかDNAに刻まれたマインドだね。でも今回はちょっと違う、8月以降Pass Saniteire(ワクチンパスポート)を持っていない人はカフェもレストランもデパートも入れなくなってしまう。「自由が欲しけりゃワクチン打ちなさい!ワクチンは誰でも無料で接種できるので」って事。すごく強引だけど、これが政治だよね。それに比べると日本は、、、何してんだろうなぁ、、、と。一方、ワクチンを打っていなかったATAさん。「どうしよう?どこにも入れなくなるよぉ、、。」とのんびり慌てだしたのです。

と言う事で、7月に前倒ししてバカンスを開始するのであった。今回のコースは、パリから南下してローヌ地域のChateauneuf du papeという地域でワインを楽しんで、その後Cote D’Azurに移動して海と山を楽しみ、帰りはBourgagneでまたワインを楽しむという6泊7日の旅なのであった。

更に、RAVIにとっては生まれて初めての旅なのである。どうなることやら。それでは、今回はChateauneuf du papeで訪問したワイナリーを紹介していきます。

Domaine de Ferrand

事前にアポを取って、朝早く起きてパリから一気に650kmを南下していきます。
このワイナリーは結構日本でも取り上げられていて、Chateauneuf du Papeのエントリーとして評価が高いようです。セールスポイントはこんな感じ。

  • ワインアドヴォォケイト誌で常に90点以上
  • 超樹齢100年以上
  • 自然派思考
  • 生産量少なく常に品薄状態

オーナーのPhilippeさんが案内してくれたんだよね。まずはDomaine があるすぐ横の畑。ここはChateauneufではなく、Cote de Rhoneになります。僕も専門家じゃないので詳しくはないんだけど、昔教えてもらったのが、葡萄の木の間の手入れを見ればその畑が分かるっていうのね。良い畑はここが丁寧でふかふかの絨毯みたいなんだって、農薬を限りなく使わない中、丁寧に手入れがされていました。葡萄は古木からの物を使い樹齢50−70年くらいのものがCote de Rhoneに使われているんですね。そうかぁ、ワインになるのは50歳過ぎてからかぁと40歳後半のUTAさんは思うのでした。こんな大事に育てられた葡萄で作られたワインが美味しくないわけないよね。

今回試飲させてもらったのは、以下の4種類。

<Mistral>
Mistralというのはこの地域での強風の事みたい。彼がSyrah100%で作ったワインがこれなのね。価格は6.5EURだったかな?いや、全然ありでしょう。完熟した葡萄の力がイキイキと出てくるね。南Rhoneはグルナッシュ系が中心だけど、うん、Mistral。日常ワインでとっても楽しめそう。

<Cotes Du Rhone>
さっきの畑の葡萄です。これ、もうNeuf du Papeでしょうって感じ。多分ラベルなしで出されたら分からないんじゃないかな。だって、樹齢50年以上の葡萄なんだもの、これはいいなぁ。値段もなんと19EURだったかな?これ、寝かせたらもっと旨くなるよね。

<Chateauneuf du Pape>
これがこのDomaineのフラグシップ。もちろん良い。でも若いから僕にはその良さがまだ理解できていないだろうなぁ。チョコレート、ブラックベリー、やプラムの特徴だよね。タバコもあると書いてあったがそれは分からなかった。5年くらい寝かせて、Cotes Du Rhoneと比較したいですな。そして驚きは29EURなんですよ。これは絶対買いでしょう。品薄ってのもよく分かった。

もう一本は輸出専用なんだって、方向性はMistralに近いかな?でも僕はMistralが好きかな。

そんな、こんなで楽しみながらね、ここは熟成用の木樽は使わないんだって、葡萄の香りが邪魔されるからって、すごいよねぇ素材に対するこだわりが。

さて、何を買うか決めている時に事件が起こるのである。クレジットカードの機械が使えなくて現金しかダメなんだって。。。。UTAさん所持金20EUR。チーン。。。こんな事前もあったなぁ?
その瞬間、それまで大人しくしてくれていたRAVI君が我慢できずに、水溜まりを作ってしまうのでした。香りに拘って熟成樽使わないんだぞぉ。RAVI君聞いていたのかね?

ひたすら謝るUTAとATA、こんな神聖な場所で、申し訳ない。「No. Problem, He is animal」と笑顔で言って掃除してくれるPhilippeさん。何という人格者。本当にごめんね。しかも現金も持ってなくて。

帰りに必ず立ち寄る事、24本購入する事を約束してDomaineを後にしたのでした。実はこの後の旅は猛暑で帰りにピックアップする事は大正解だったのでしたとさ。

タイトルとURLをコピーしました